高松市の歯周病治療|虫歯菌と歯周病菌は違います
お口の中から歯を失ってしまう時、その原因は外部要因(交通事故や、スポーツでの事故、転倒など)を除くと大きく分けて原因は2つに分かれます。
①虫歯(歯そのものを溶かす)
②歯周病(歯の周囲の組織、歯を支えている骨を破壊することで歯を失わせてしまうもの)
①②の2つになります。
このことは実はご存じない方が本当に多いのですが虫歯菌と歯周病菌は全く違います。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、ばい菌は存在しません。
私の子供の頃は祖父母が孫に口の中で柔らかく食べ物を砕いてから赤ちゃんに食べさせるなんて習慣がありましたが、今は保健婦さんや助産婦さんのご指導のお陰で口移しの習慣もほぼなくなりました。歯周病は人から人へ感染するものです。赤ちゃんが大きくなる成長の時期に両親からの口移しや、同じおはしやスプーンを使うことで感染します。一度感染するとどんどん増え細菌が住み着いてしまいます。
子育て中のご両親がかなり気をつけお子さんの口の中に感染しないように気をつけていらっしゃる場合には大人になっても虫歯ひとつないという方もいらっしゃいます。
しかし、歯周病菌に感染していたとしたら歯の周囲の組織をどんどん破壊していく病気ですので注意が必要です。
歯周病の大きな原因は2つあり「感染性の細菌」ともう一つ、「破壊的な力」です。細菌性からものと破壊的なものどちらが原因だったとしても症状としては歯の周囲の骨が溶けてなくなり歯や噛む力を支えられなくなります。そして歯がグラグラしはじめ歯が抜け落ちてしまうということが起こるのです。
この写真は歯はちゃんとあるけれど、レントゲン写真を撮影してみると歯を支えている骨は溶けてなくなっています。
このレントゲン写真は骨がしっかりある状態です。
歯医者さんでのレントゲンの見方は、簡単です。硬いところ(骨があるところや歯の部分)は白く映り、柔らかいところ(歯茎やお肉、神経、血管、脂肪など)や、何もないところは黒く映ります。ご自分で鏡を見て歯を見たら歯茎の上に歯がしっかり埋まっているように見えますがレントゲン写真で撮影してみると歯の周囲にはもうほとんど骨が残っていないということはよくあります。それほどレントゲン写真を撮影し骨の状態を確認するということは重要なことなのです。歯医者さんでのレントゲンの見方はこちら
上の写真のような歯の状態の方は歯の根の先しか骨で支えられていません。ですから歯はぐらぐらにと揺れてきます。
グラグラと揺れる状態の歯であればほんの少し強い力がかかってしまうと抜け落ちてしまいます。歯医者さんに行けば「もう抜歯しかない」という診断になるケースも多いですが、この状態で放っておけば何もしなくても歯は抜け落ちていきます。
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